恋と上司の甘い相関関係
「とにかく、お前が謝ってたってことは彼女に伝えといてやる。
じゃあな、もう掛けてくるなよ」


『えッ!?ちょっ、拓海サン!?』



まだ何か言いたそうだった遊馬はお構いなしに、通話を終了させると電源もOFFにした。



まぁ一応アイツなりに反省の意を表したんだろう。


じゃなきゃ俺なんかに電話なんてしてくるはずないからな。


あんまり誠意は見えなかったけど…謝っただけでも今日のところは大目に見てやるか。



「厄介な奴だよ、ホント…」



苦笑しながら呟いて、俺は車を発進させたのだった。




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