恋と上司の甘い相関関係
◇スイーツな花束
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翌週の水曜日。
平岡さんには仕事が終わり次第でいいと言われたけれど、一応早めに切り上げて一人『ル・リアン』に向かった。
ニューメリーの営業担当者はまだ来ないらしく、拓海さんは少々ご機嫌ナナメだったけどね…。
淡い黄色の壁とレンガ造りのこのお店は、可愛らしいお菓子の家のよう。
定休日の今日は当然車はないし、ドアにも“CLOSE”と書かれた札がぶら下がっている。
これまでも平岡さんの都合で定休日に打ち合わせすることもあったけれど、一人だと少し不安になる。
本当にいいんだよね?と思いつつ、少し遠慮がちにチリンとドアベルが鳴る木製の扉を開けた。
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翌週の水曜日。
平岡さんには仕事が終わり次第でいいと言われたけれど、一応早めに切り上げて一人『ル・リアン』に向かった。
ニューメリーの営業担当者はまだ来ないらしく、拓海さんは少々ご機嫌ナナメだったけどね…。
淡い黄色の壁とレンガ造りのこのお店は、可愛らしいお菓子の家のよう。
定休日の今日は当然車はないし、ドアにも“CLOSE”と書かれた札がぶら下がっている。
これまでも平岡さんの都合で定休日に打ち合わせすることもあったけれど、一人だと少し不安になる。
本当にいいんだよね?と思いつつ、少し遠慮がちにチリンとドアベルが鳴る木製の扉を開けた。