恋と上司の甘い相関関係
「結城 真理菜っていう子なんだけど」



……………。


「──えぇッ!!??」



お…幼なじみ!?

結城さんと平岡さんが!!??


目を丸くするあたしを見て、平岡さんはふっと笑う。



「やっぱり知ってる?
家が近所でね。昔からお互い何でも言い合ってきた仲なんだ」


「へ、へぇ〜…!」



平岡さんとあの結城さんが仲が良いって…ものすご〜く意外!!


それに世間って狭過ぎる……。


衝撃を受けて、しばし開いた口が塞がらない状態でいると。



「だから…相談してたんだ、雅ちゃんとのこと」



平岡さんの表情が急に真摯なものになる。


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