恋と上司の甘い相関関係
「あの…あたし心の準備が…」


「そんなの待ってたら萎える」


「はぁッ!?」



ご存知の通り、あたし…処女なんですけど!?

普通もっと優しい言葉を掛けてくれるモンじゃないの!?


……と驚愕していたら。



「これ以上待てるか…
早くお前を俺だけの女にしたいんだよ」


「──ッ…!!」



耳元で囁かれる、甘いフレーズ。


あぁ…やっぱりダメだ…

そんなこと言われたら拒めない。



「さぁ、どっちにする?」



完全にハートを捕まれたあたしには、どちらかの選択肢しか残っていない。



「……あたしの…部屋…」



そのファイナルアンサーに、イジワルな彼は満足そうに微笑んだ。




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