恋と上司の甘い相関関係
だって、こんな快感は初めてだから。


誰も触れたことがない部分に拓海さんの指や唇が触れると

くすぐったいような、痺れるような、とにかく不思議な感じがするの。



あたしは恥ずかしくて恥ずかしくて死にそうなくらいなのに、綺麗過ぎる顔で余裕に微笑まれると少し悔しい。


でも、その笑顔や

低い声や

艶めかしい吐息が


あたしだけに向けられているんだと思うと、この上なく嬉しくて幸せなの。




「…いっ──!」



だけども、やっぱり痛い〜…!!


想像以上の痛さに思わず顔を歪めてカラダを強張らせてしまう。


そんなあたしに拓海さんは優しくキスを落とす。


< 356 / 371 >

この作品をシェア

pagetop