僕は君を抱きしめることができない
「あ、あああああのっ!どいて下さい!」






すごくドモってしまった……!






だけど今はそんなこと気にしている場合じゃない!






「ちょ、ちょっと・・///!」






ペシペシと叩いても反応がない。






というか寝息すら聞こえないよ!?






この人ちゃんと生きてる?実は死んでますなんてことはないよね・・?






「ガラガラガラ」






「!」






誰か来たみたいだ。






「ミズキ、いるのか?」






知らない人の声だ…。






だれかを…探してる?






とりあえずこの状況から助けてもらおう――!






そう思って口を開く。






「あ――――――」






その瞬間、口を手で押さえられる。






え……何?何が起こってるの!!?






「静かに」






小声でそういわれた。








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