〜雨のち晴れたら〜
佐川の、スケールの違いすぎる話にびっくりしながらも、状況を飲み込んでいった。




「つまりさ、お前と話したかったから、俺ん家に招待したんだよ。」




佐川は、少し照れ臭そうに顔を背けた。


僕は、生まれて初めて、人に招待された。
しかも、同世代のだ。



本当に嬉しかった。



「それはわかった。で、それと好きなやつとなんの関係があるんだよ?」



話を聞いていてずっと思っていた疑問をぶつけた。




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