〜雨のち晴れたら〜
そろそろ通い慣れてきた、教室のいつもの席に座った。


友達のいない僕はやはり、授業が始まる前の空き時間なども一人だ。


今日もぼーっと窓から、校庭や空を眺めていた。

僕らの学年の教室は、四階建ての学校の最上階で、周りに大きいビルもないので、窓際のこの席は、以外と特等席だ。



数学のよくわからない説明を聞いていると、後ろから、ペンかなにかで背中を突かれた。
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