〜雨のち晴れたら〜
佐川は、入口から入って目の前にあるカウンターの横にある、上へと続く階段を上がっていく。

そして、VIPと書かれた部屋の鍵をカードキーで開けて僕を中へと促した。


そこは、壁がないのかと思わせるくらい綺麗に拭かれたガラス張りの部屋で、夜景がすごく綺麗に見える部屋だった。


「まあ、座れよな」

と佐川に言われて、ガラステーブルを挟んで置かれている、高そうなソファーに、向かい合って座った。


< 47 / 49 >

この作品をシェア

pagetop