〜雨のち晴れたら〜
僕はゆっくりと頭を下げた。




ハズだった……。


服の袖が机の引き出しの継ぎ目に引っ掛かっていた。


もちろん机はガシャーンと大きな音をたてて前に倒れ、机の中身も上手い具合に全部が吹っ飛んだ。


そう、まるで僕が先生に反抗して、机をひっくり返したみたいに…。
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