愛さえ魔術と呼ぶのなら
ここは、どこ?
目に見えるのは高く生える大きな木、肌寒い風が頬をかすめる。
どうやら薄暗い森の中にいるらしい。
「ちょっと待って、、、朝起きて私は学校に向かった、それだけ」
それだけなのになぜいつもどうりに学校に着かない。
足元もおぼつかないようなこんな森の中で、どうしたらいいのか。
「ここはどこよ。寝ぼけてんなところ来ちゃったのかな私、そんなばか?」
少し歩くと古い神社を発見した。
誰もいない。
「とうとう私死んだのかな、そりゃあ悪いこといっぱいしたからね、ってばかー!私にはお金持ちになるっていう夢があるのよ!」
冗談じゃない!
こんなところでくたばってたまるか!
「誰かーーー!!私がいまーーーす!たすけてーーーー!!もしもーし!!」
①叫ぶ作戦。
「バカヤロー!」
失敗。
はっ!
携、帯、電、話!
「よかったぁこういうときに役にた、、、」
パカッ【圏外】
「たない!!」
女子高生の必需品
②携帯電話作戦。
「そりゃあな!」
失敗。
そうだ!ここは神社!
、、、だからなんだ。
こんな森の奥にある神社に人なんて来ない。
「こんにちは」
「はいこんにちは!」
私は今人に構ってる余裕なんて微塵も
、、、ん?
人の声?
まさか!