愛さえ魔術と呼ぶのなら
目の前には赤い、、、
血、、?
「、、、なんで、、、」
「なんで?自分の胸に聞いてみるといいよ、君は、、、危険だ」
もう一匹によって私の手からさっきの石が取り上げられる。
「とにかく、これありがとぉ」
にこりと笑うが目が笑っていなかった。
なんで、、、
私はただ、、、
ブチッ!
私の渾身の前げりをお見舞いしてやった。
「いったぁー、、なにするんだょ」
「手伝ったお礼がこれか!いいかげんにし、、、!?」
しまった後ろにもう一匹いたのだ。
ガブっと後ろから噛みつかれた。
力が入らない。
「あんまり暴れないでよ、さらちゃん」
そのまま私は倒れこむ。
こんの、、、どっちが、、、体が動いたらきっと飛び付いてる。
「どうする?これ」
「主様に持って行こうよ」
、、、誰様?持っていくってなに?
逃げなきゃ。
でも、立てない!
グイッっと腕を掴まれる。
嫌!!