Sakukoi…
love…1
花びら
きれいな青空の下、
桜の花びらが舞いおちるなか
私はで1人であるいていた。
新しい制服、
新しい靴
新しいバッグ
新しい学校。
新しいもので包まれている私、
桜田 愛は今日で高校生になります!
昨日は寝れなかったくらい
早く高校生になりたかったんだ。
中学生とは違うメイクで
中学生とは違う髪の色。
大人に近づいた感じがする!
私はそんなわくわくした気持ちで
親友の城田 亜梨沙と待ち合わせした
公園にむかっていた。
亜梨沙とは幼稚園から
ずーっと一緒で家族みたいな存在。
この高校に決めたのも
亜梨沙の影響だったりする。
「亜梨沙!おはよー」
「愛ーーーーーっ!遅いよっ!」
「まだ待ち合わせの時間じゃないじゃん!
亜梨沙来るの早すぎだってー」
「だってドキドキしてじっとしてられなかったんだもん」
「えー!私もぉ!」
私と亜梨沙は本当に
何でも一緒で笑っちゃうんだ。
亜梨沙と同じ高校に入れて良かったって
つくづく感じる。
何でも同じって言っても
成績と身長は本当に真逆で
この高校に受験するのもギリギリだった
私とは違って、
亜梨沙は制服がかわいいからっていう
余裕の受験だった。
だから、
同じ高校に入れて
今でもこうして笑いあえてるのが
すごい変な感じ。
「なら、行こっか! 」
亜梨沙が立ち上がって
歩き始めたから、
私はあわてて後ろを追いかけた。