「アルバイト」

ん~、思い浮かばない…
あたしこういうの苦手なんだよね

「あの、好きな事は?物でもいいです」

〔ん~、やっぱり愛用してるこの鞘よね…「じゃあサヤコさんで」

「っぷ!」

〔何よそれ!なんか適当過ぎだわ!!〕

「だってあたし、こういうの苦手なんですもん」

「まぁいいわ…今までよりは、名前らしい名前だし…」

刀は呆れたように言った

「じゃあ「サ・ヤ・コ」さん♪よろしくお願いします」

ツクミさんは嫌味のように言った

「その口調止めたら?800年前と変わらなさすぎて苛々してきたわ、一回斬っていいかしら?」

サヤコさんは鞘から刀身をチラリと見せた

「それは困ります♪」

ツクミさんは素早くお店を出た
素早い…
流石妖怪…

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