こちらミクモ探偵事務所3

「あ……はい」

少し心配だが、今は成り行きに任せるしかない。

「おい、お前」

ふと、狸翠に呼び掛けられる。

「三雲紘哉です。お前じゃありません」

「あー……じゃあ、紘哉。お前の携帯番号置いておけ。何かあったら連絡する」

「分かりました」

紘哉は狸翠の手帳に携帯番号を書き込むと、警察署を出ていった。

今は自分にできることをしよう。

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