こちらミクモ探偵事務所3
「……何だこの上から目線は」
「腹立つよな」
「そうですね」
「いやいや!こんなこと言ってる場合じゃないでしょう!!」
雄太郎が机をバンと叩く。
二人は一斉に彼の方を向いた。
「ちょっと!!何二人してポカンとしてるんですか!居場所は既に分かってるんでしょ!?」
「分かるわけ無いだろ。今まで送られてきたものなんて……
松の絵が描かれたピンク色のシュシュと、クリスマスツリーとどこかの蔵のキーホルダー。
コレで居場所を割り出せなんて言う方が無理に近い」