こちらミクモ探偵事務所3
「紘哉さん、あんまり変なこと言わない方がいいよ。
紘哉さんの勘って結構当たるから」
羽兎が少し顔を歪める。
そんな羽兎を見て、紘哉はフッと笑った。
「まあな。おじさんの何かを受け継いでいるのかもしれない」
「そうかもね!性格以外は」
「うるせぇよ」
外は徐々に暗くなってきている。
街中の街灯がポツポツと点き始めていた。
やがて、三雲探偵事務所から一人の少女が飛び出した。
チョコーヒーを買いに、彼女は信号を渡っていった。
【完】