こちらミクモ探偵事務所3

「これが落ち着いていられるか!」

「……分かりましたから、そこのソファに座ってください、雄太郎(ゆうたろう)さん」

「うぅ……」

雄太郎と呼ばれた男は、肩を落としながらソファに腰かける。

落ち着くどころか、徐々に目が虚ろになり始めてきていた。

「で、何があったんですか?」

雄太郎の向かい側に座る芳樹。

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