こちらミクモ探偵事務所3

紘哉の代わりに芳樹が答えた。

「あぁ、彼は私の甥だよ。ついでに助手でもある」

「助手?俺がいつ助手になったんだよ?」

「助手だって?こんなに若いのに偉いねぇ」

「だから――」

「そうそう。何か人の役に立ちたいんだってさ」

「へぇー……」

「……」

紘哉の存在など完全に空気だ。

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