こちらミクモ探偵事務所3

「……どうも、三雲紘哉です。高3です」

紘哉も返事をしながら雄太郎の手を握り返す。
そして、先ほどスルーされてしまった質問を彼にぶつけた。

「で、いつ頃その手紙は届いたんですか?」

「気付いたのは5時くらいだよ。何となく家のポストを開けてみたら入ってた」

雄太郎の声のトーンが徐々に落ちていく。
今まで明るく努めていたのだろう。

「やっぱりノストラダムスの予言通り、明日地球は滅亡するんだぁ……」

「古いですよ、雄太郎さん。いつの話してるんですか」

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