こちらミクモ探偵事務所3

「でも100万なんてすぐには……」

「私が代わりに持ちますよ。後で返してくださいね」

サラリと催促までしてしまう芳樹。
えらい高い報酬になりそうだ。

しかし、実際に彼の言っていることは正しい。
そこはちゃんとした対応ができるようだ。

「……また明日来ます」

そう言って雄太郎は、トボトボと事務所を出ていった。

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