あなたが気になって…。
気がつくと
ソファーの上に、横になっていた。
頭には、冷たいタオルが・・・。

「ここは・・・?」

彼が慌てながら
「すみません、急に倒れたので
先程まで僕が仕事で使っていた所に連れてきてしまいました。」

どうやら、疲れてて
貧血を起こしたらしい。

「そう、ありがとうございました。」
あれ?この人私がわからないのかな??
帽子も外れているし
ここの場所も明るいから
たぶん気がつくよねぇ。

「大丈夫ですか??」
と、心配そうにこっちを見た。

「大丈夫です。たぶん、疲れてただけなので…」
起き上がって、頭を抑えた。
痛たたぁ・・・。

「気を付けて、帰ってください。」
彼は、ただそう言った。
気がつかないのかな。

「あのぉ~私の事知らない??」
きっと、わかるわよねぇ。




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