BEST LOVE
「あたし…かわいそうなんて思ってないよ!でも、迷惑だったんならしょうがないね。バイバイ。」
「………。」
「あたし、レイラちゃんに嫌われちゃった。」
「楓宇は悪くないよ。楓宇は友達になろうとしただけなんだから。」
「うん。」
今日は、最悪な日だった。
隼人は怒るし、
遅刻はするし、
レイラちゃんには
嫌われるし…
でも、1つずつ解決していかなきゃ
前に進めないよね。
「お母さん。あたしって変わったかなぁ?」
「急に何?まぁ、変わったんじゃない?」
「どんなとこが?」
「隼人くんと離れたぐらいからかな?毎日笑わなくなったし…なんでもすぐあきらめるようになっちゃったかな?」