BEST LOVE



「将来はパパの会社継ぐの。弟がママの実家の会社継ぐ。」



「何ていう会社?」



「チョココとガムム」



「え~!?柚華、すご~い!お嬢様じゃん!」



「何、言ってるの?楓宇っち。この学園に通ってるのってお金持ちばっかだよ!?」



「そうなの!?」



「だって、そうじゃないと学費高すぎて払えないじゃん!」



「あぁ~じゃあ、みんなもどっかの…」



「俺は、ジュエリー鈴木の跡取り!」



「レイラは、一応…N&F!化粧品の。」



「俺は、AIHARA。スニーカー会社。」



「みんな、すごいね…ってか、じゃああたしは何で通えてるんだろ?」



「楓宇は、俺が所属してるモデル事務所の娘だ。」



「え!?そうなの!?」



「俺も昨日知った!社長…楓宇のお父さんに楓宇を守れって言われた!」



「でも、隼人の事務所って…あの、C&Sモデル事務所だよね?ホントにその社長があたしのお父さん!?」


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