BEST LOVE
「なんで?って、最後の紙の答えがここの事だからに決まってんだろーが。」
「あ!この紙の“ホテル”って、ここの事だったんだな!」
「まさか、お前ら!最後の暗号解いてなかったのか!?」
「おう♪なんとなくここ来ただけさ!」
「返せ!」
「手錠開けてからな~♪」
「くそっ…!」
隼人は手錠の鍵穴に鍵をさして…
カチャッ
カシャン…
あーあ。開いちゃった…
これで隼人とも話さなくなるのかな?
さっきあんなこと言っちゃったし…
「…そんな顔すんなよ。新が好きなんだろ…俺に期待させんな。」
隼人は小声でそう言った。
多分、あたしにしか聞こえてない…
あたし、顔に出てたかな?