BEST LOVE
「楓宇。ここなら話せるでしょ。」
レイラは低い声を出した。
いつものレイラじゃない…?
いつもなら“なるみん”って呼ぶのに、
今は“楓宇”だし…
怒った時はこうなるのかな?
「隼人はモデルで…あたしは一般人だから。それに、新に忘れられたからって、簡単に諦めたくない!」
「…っ…楓宇は、本当に新が好きなの?本当は…隼人が好きなんじゃないの?」
「…わかんない…前は隼人のことが好きだったけど…新と付き合ってからは、新も好きになったから…」
「じゃあ…あたしが隼人とキスしてもいい?」
「…え?」
レイラ…新が好きじゃなかったの…?
レイラは、隼人が好きなの…?
「そんなのイヤ!!」