いつか、永遠の先で。

「真凛!皇帝が御呼びだぞ!」


そう言って真凛の部屋のドアを勢い良く開けて、ずかずか入ってくる蓮。


それはいつものことで、

当たり前のこと。

日常茶飯事。


蓮は都央国の皇帝である、零恩(レオ)とその一族、都央一族に代々使える清公(セイコウ)一族の長男。


時期、後継ぎとなりこの国の幹部代表として騎士たちをまとめる役になる。


そして、真凛はこの国の姫であった。


前皇帝が亡くなられて、零恩が皇帝になったことで真凛は第一姫となっていた。


真凛はお城から出ることができず、それで騎士かつお遊び相手に選ばれたのが一つ上の蓮。


いずれは国を背負って立つ二人に、信頼と言う強い絆をきずかせておこうという考えからだった。


だけど、小さい時から顔見知りで、ほとんど一緒にいた二人はいつのまにか立場を忘れていました。 


それが全ての始まりでした。


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