悪魔の花嫁
夜になって、愛士は葉弥の元に戻ってきた。

寮で暮らす葉弥は皆のお母さんみたいに元気だ。

今日も、小さい子達の面倒を見ている。

愛士は優しく、それを眺めていた。

食器の片付けや洗濯物が終わって、葉弥は自分の部屋に戻る。

ベットに倒れこんだと同時に、葉弥の携帯が鳴った。

葉弥はゆっくりと携帯を開け、ボタンを押す。

その顔は強張っていた。

届いていたのはメール。

写真付きで、それは葉弥の裸で倒れている写真だった。

『明日、ちゃんと学校に来ないと、このメール皆に回すからね!』

葉弥の手が小刻みに震えた。
















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