彼はスター

私のデビューは将大がいてくれたからと言っても過言ではない。



4年の時将大は就職を決めた。


2流くらいの企業に。



将大は優秀な方だから、数社から内定もらって自分が行きたいところに決めたのだ。

初めは、思うようにいかないことも多く。
イライラして何も話してくれなかったりしたこともあった。

お酒に酔って電話してきたり。


それも夏くらいには落ち着いてきた。


私も自分のことで一杯一杯で、支えてあげられたかよくわからない。




少し1人になりたくて、1人暮らしを始めたのもそれくらいのとき。


ライブ活動が楽しくて、ファンも徐々に増えていって地方にも行ったりと忙しくして
会えない時間が多かったのもそれくらいのとき。



それでも将大は私の応援をしてくれていた。

それは今も変わらない。






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