彼はスター


驚いて言葉にならなかった。


去年の春から付き合ってるだなんて、

1年以上、裏切られてたなんて。


信じらんない。真面目なとこが好きだったのに。


「もっと早く伝えたかったんだけど美緒と全然会えないから言えなくて。メールじゃなくてちゃんと会って話したかったから。」


信じらんない。信じらんない!信じらんない!!


その後の事は覚えてない。ショックで記憶が飛んだ。


控え室に戻ると竜がごちゃごちゃ話しかけていたけど、全く耳に入らなかった。


気づいたら見たことない家にいた。



あれ?ここどこだろう?


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