彼はスター
「翔君がかっこ良すぎて笑っちゃったの。」
あたしが言うと翔君もニコッと笑った。
「お腹空いてない?色々買ってきたから、適当に食べてよ。」
翔君は私の横に座った。
私は今さら緊張してきた。翔君はスターで遠い存在だけど、やっぱり男だ。男に違いない。
将大のこと忘れたいけど。あたしってバカなんだ。恋人の気持ちがないのに1年も気付かないなんて。
なんておめでたい頭してんだろう。
こんなんじゃまたすぐ騙されて裏切られて捨てられる。