HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「ん?おまえら、どうした?ため息なんてついて。」


カチャっとドアが開いて、私達の雰囲気に驚いた顔したケイが立っていた。


「まさかっ!おまえら、別れたわけじゃねーよな!?」


血相を変えて、なっちゃんと悠ちゃんの顔を見るケイ。


「‥ぷぷっ。こりゃダメだわ。」


「‥だな。」


私達はそんなケイを見て大爆笑した。


「何だよ、一体。おい、ハル!きちんと説明しろ!」


私達はお腹が痛くなるまで笑ってから、なっちゃん達が持ってきてくれたケーキを食べた。


ケイはずっと納得のいかない顔をしていたけど、久しぶりに会った”幼なじみ“達と一緒に過ごせてとても楽しそうだった。


私はそんなケイの隣に座って、ふと小指を見た。


この幸せな気持ちがずっと続きますように‥。


そんな願いを込めながら‥。
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