HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「今回の報道については、証拠の写真がでたわけでもないし、ドラマや新曲の宣伝効果に繋がるから特に問題はない。」


須藤さんを見上げると、優しい微笑みが返ってきた。


「あとは春奈ちゃんの気持ち次第。‥自信、持って?」


「須藤さん‥。」


「さあ、仕事に集中しよう。」


「‥はい。」


私は再びスケジュール帳に視線を戻した。


ケイが、”俺がこういう店に入ると、後で大変なことになる“って言っていたのは‥。


こういうこと、だったんだね‥。


打ち合わせの終わった私は、ぼぉ~っとケイを見つめていた。
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