HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「慶太くんもからかってて面白かったって言ってた。それに‥。」


横沢 愛莉が私の顔にグッと近づいた。


「慶太くん、どうして相原さんのことをマネージャーにしたかわかる?」


‥やめて。


もう何も言わないで‥!


「‥やめてください!」


私が耳を塞ごうとしても、そのまま話続ける横沢 愛莉。


「相原さんを今回の役作りの参考にしたんだって。いつもイイ表情を見せてくれるって言ってたわよ。」


頭の中でガラガラガラッと何かが崩れる音がした。


‥そんなことって‥。


「‥ウソ。ケイが‥そんなこと言うはずない‥。」


私は震える声で言った。


違う‥そうじゃない‥。


ケイが‥私をマネージャーにしたのは‥。
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