HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
肩を押さえていたケイの手は私の手と絡み、もう片方の手が私の頬に触れた。


だんだんと激しくなってくる甘いキスに私の吐息が溢れる。


「‥んっ。」


それでも構わずに続く、ケイの甘く激しいキス。


唇が離れると、ケイは潤んだ瞳で私を見下ろす。


「俺だって‥。」


ケイが私の瞳を真っ直ぐ見つめた。


「‥俺だって、ずっと‥ずっとハルのことが好きだった。」


そう言ったケイは悲しそうな表情をした。
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