HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥ハルはずっと俺の側にいて、ずっと俺のものなんだって思ってた。」


「‥ケ‥イ‥。」


ケイの告白に、私は驚きを隠せなかった。


「‥ウ‥ソ‥。」


「ウソなもんかよ!」


ケイの口調が強くなり、私から顔を背ける。


「ずっとハルに寄ってくる男は片っ端からつぶしてきた。それなのに‥大学に行って少し離れた途端‥。」


俯いたケイの手が、私の頬と手から離れた。


「‥俺以外の男と付き合うなんて‥。」


「‥そんな‥それは誤解だよ!」


「誤解してんのはハルだろ!?俺より愛莉のこと信じるなんて!アイツも余計なことをしやがって‥!」


ケイが怒鳴って、持っていた車のキーを床に叩きつけた。
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