HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥俺もバカだな‥こんなことになるなら、きちんとあのとき伝えれば良かった。」


「え‥?きゃっ!」


ケイは私を”お姫様抱っこ“をすると、電気を付けないまま、ケイの部屋のベッドに私を連れていった。


「俺、あのとき‥素直に言えなかったんだよ‥“俺以外の男と付き合うな”って。」


ベッドに手をついたケイが私を見下ろす。


「ゴメンな‥ハル‥。」


ケイが私に軽くキスをした。


「私も‥こんな想いをするなら‥きちんと言えばよかった‥ケイのことが‥好きだって‥。」


私の頬にケイの温かい手が触れる。


「ハル、今更だけど‥俺と付き合ってくれる?」


「‥うん。ケイ‥大好き‥。」


「ハル‥。」
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