HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
ケイの溶けるようなキスに、甘い吐息が溢れる。


「‥んっ。あっ‥。」


ケイのキスが首筋を伝う。


「ハル‥ハルはもう俺だけのものだからな‥。」


ケイの指が私の指と絡む。


「‥もう絶対に離さないから‥。」


長い間離れていた距離を埋めるかのように肌を重ねる。


言葉なんてもう必要なくて‥。


私達は夢中で相手を求めあった。


ずっと側にいたくて壊せなかった幼なじみの関係が、もっと大切なものへと変わっていく。


私はケイの温もりに包まれながら、これ以上ないくらいの幸せを感じていた。
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