HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
みんな、それぞれでいつも一生懸命で‥。


ケイのマネージャーをやる前は、アイドルってカッコイイ男の子が歌って踊ってるだけだって思ってたけど‥。


いろんな努力をして築き上げてきたものなんだよね。


私はそんな【happiness 】のメンバーを誇りに思っていた。


「ハル、後で俺の部屋に来いよな。」


ケイが移動の車でこっそり言ってきたので、私は黙って頷いた。


今日は地方のコンサートだったから、メンバーはホテルに一泊して明日の朝イチで東京に戻る。


こんなときでも側にいれるから、私はマネージャーになったことを心から嬉しく思った。


ケイとはやっと”恋人“と言える関係になったけど、基本的には何も変わらなくて。


一緒にベッドで寝ることだけが新鮮で、私は慣れずにドキドキしっぱなしだった。
< 160 / 357 >

この作品をシェア

pagetop