HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「なっちゃん、もしかしてこの指輪って!?」


私は興奮気味になっちゃんの左手を取って言った。


「うん、悠哉がプロポーズしてくれたの。」


ニッコリ笑ってサラッと答えるなっちゃん。


「プ、プロポーズ!?なっちゃん、おめでとう!!」


私はあまりの嬉しさになっちゃんに抱きついた。


「春奈ったら‥。ありがとう。」


なっちゃんが笑いながら私を抱き締めてくれた。


「おめでとうございます!」


そう言って二宮さん達も軽く頭を下げた。


「なんか恥ずかしくて、アルコールが入ったら報告しようと思ったんだけどさ。」


私から離れたなっちゃんは、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。
< 181 / 357 >

この作品をシェア

pagetop