HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥それにしても、あんなチャラいケイ、初めてみた。」


私は堪えきれなくなってクスクスと笑った。


「ハル、おまえってヤツは‥。」


恥ずかしそうに顔を真っ赤にしたケイが私の腕をグッと掴んで、私を引き寄せた。


「‥あの水槽の陰で、ハルに恥ずかしい格好させて、やることやってもイイんだぞ?」


「‥な、何考えてんの!?」


ケイの”恥ずかし発言“に顔を真っ赤にした私を見て、今度はケイが笑った。


「これで“おあいこ”な。」


「‥もう。」


満足そうに笑うケイは、再び私の手を優しく取って歩き出した。


初めてばかりのケイとの楽しい時間は、あっという間に過ぎて‥。


私達は明日東京に戻る前に、首里城を散策する約束をして眠りについた。
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