HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「今日も一日お疲れさまでした。」


ケイの運転する車がマンションの地下駐車場に着くと、私は助手席からケイを見て言った。


「あぁ~休み欲しいなぁ‥ハルとゆっくり過ごしたい。マネージャー、何とかなんねーの?」


ケイが私の頬に手を当てた。


「私なんかの力じゃあ無理だよ。須藤さんにお願いしなきゃ‥。」


「じゃあ、せめてこのままキスさせて‥。」


ケイが潤んだ瞳で私の顔をのぞき込む。


「‥ダメだよ‥誰かに見られたら‥。」


「ハルのそういう困った顔を見たら‥俺、もう無理。」
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