HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「もしもし?悠哉?今どこ?」


私は覚悟を決めつつ、二人の会話に耳を傾けた。


「春奈?うん、いるけど。え?うん、うん‥。」


最初はニコニコしてたなっちゃんが、だんだんと真面目な顔になって悠ちゃんと話している。


‥なんかあったのかなぁ。


ふと、ケイの冷たい瞳を思い出す。


‥あんな怖いケイを見たのは初めてだった。


思わず溢れそうになった涙を堪えながら、私はなっちゃんの電話が終わるのを待った。
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