HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「あ、あとケータイ!勝手に触っちゃってゴメンね。彼氏にちゃんと写メ送ってね。」


そんなことを言われて、また頬が熱くなった。


「あの‥服を乾かして頂いた上に、夢みたいな時間を過ごさせて頂いて‥本当にありがとうございました。」


「いえいえ、こちらこそ。素敵なモデルさんに出会えて私も嬉しいです。」


坂上さんがニッコリ笑った。


「あ、あの‥。」


「ん?どうしたの?」


坂上さんが不思議そうに私の顔をのぞき込んだ。


「あの‥バイトでも何でも構いませんから、私をここで雇ってもらえませんか?」


「え?」


突然の私の申し出に坂上さんが目を丸くした。
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