HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
◇祝福の気持ち
◇◇◇◇◇
リリーベル迎賓館で働くことになり、何とか実家に戻れた私は、漸く私生活を取り戻した。
共働きの両親と、私と入れ換えに大学生になった弟の祐輔と食卓を囲んで話したりする‥そんな普通のことがとても幸せだと思った。
ケイのことも、やっとテレビで観ることができるようになった。
ケイの出演するバラエティ番組や音楽番組、ドラマを録画して、ケイの活躍を観るのが何よりの楽しみだった。
「‥ねぇねぇ、相原さんって好きな芸能人とかいるの?」
ファッション雑誌を片手に、リリーベル迎賓館で美容部門を担当している笹木 麗奈が聞いてきた。
「げ、芸能人ですか!?」
坂上さんにドレスの着せ方を教えてもらっていた私はビクッと反応してしまった。
「そんなにびっくりしなくてもイイじゃん!」
私より三歳年上の笹木さんが笑いながら言った。
リリーベル迎賓館で働くことになり、何とか実家に戻れた私は、漸く私生活を取り戻した。
共働きの両親と、私と入れ換えに大学生になった弟の祐輔と食卓を囲んで話したりする‥そんな普通のことがとても幸せだと思った。
ケイのことも、やっとテレビで観ることができるようになった。
ケイの出演するバラエティ番組や音楽番組、ドラマを録画して、ケイの活躍を観るのが何よりの楽しみだった。
「‥ねぇねぇ、相原さんって好きな芸能人とかいるの?」
ファッション雑誌を片手に、リリーベル迎賓館で美容部門を担当している笹木 麗奈が聞いてきた。
「げ、芸能人ですか!?」
坂上さんにドレスの着せ方を教えてもらっていた私はビクッと反応してしまった。
「そんなにびっくりしなくてもイイじゃん!」
私より三歳年上の笹木さんが笑いながら言った。