HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
ー 「私達の結婚式の日くらい、春奈が慶太を独占しちゃってもいいでしょ?」 ー


なっちゃんがニヤニヤしながら渡してきた座席表を見てみたら、私の席の隣はケイになっていた。


「そ、そんなのダメだよ!わ、私はプランナーだしっ!」


「当日は私達の大切なゲストでしょ?」


顔を赤くした私になっちゃんは勝ち誇ったような顔をして言ったけど‥ケイになかなか会えない私へのなっちゃんの優しさが‥とても嬉しかった。


「ハル、大丈夫か?」


ケイが心配そうに私の顔をのぞき込む。


「なんか緊張しちゃって‥。」


私が苦笑いをすると、ケイがフッと微笑んだ。


「ハルが一生懸命サポートしたんだろ?大丈夫、絶対に素敵な披露宴になる。俺が保障する。」


ケイがそう言うと、きっと大丈夫だって思えるのは‥どうしてなんだろう‥。


私はケイを見て頷いた。
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