HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
【happiness】のファンの人数は莫大なものだし‥。


私とケイの幸せのために‥壊してしまっていいものなのかな‥。


私は何とも言えない気持ちでバスルームから出た。


「‥はい、コーヒー。」


リビングに戻ると、ケイがコーヒーを渡してくれた。


「ありがと。」


私が素直に受けとると、ケイは少し安心したように小さくため息をついた。


「‥社長にも勧められたんだ、脱退のこと。」


「え?」


私は驚いてケイを見た。
< 316 / 357 >

この作品をシェア

pagetop