HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「はい、わかりました。」


私も社長を真っ直ぐ見て答えた。


「‥青木は女関係が派手で困っている。」


社長はソファーにもたれて、ため息まじりに言った。


「申し訳ありません。」


須藤さんがすぐに頭を下げる。


「須藤でも止められないんだから、もう諦めていたが。」


社長はまた私を覗き込むように見た。


「キミを専属マネージャーにすれば、女と一切関係を持たないと言ってきた。」


‥ケイはなんでまた、そんな約束を?


ってか、そんなに女の人と付き合ってるなんて‥ショックの方が大きい。


「キミに”青木 慶太を売り込め“とか言わない。私が求めているのは青木の“コントロールと監視”だ。これ以上派手にやられると、私ももうスキャンダルを揉み消すことができない。」


‥何だかすごい話になってきたな。
< 59 / 357 >

この作品をシェア

pagetop