HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「そんな‥ケイがそんなこと言うはずないです。」


私は俯いて言った。


「‥俺は、キミといるときの慶太が好きだから‥。これから二人の関係がどうあれば幸せになれるのか‥見守ることにするよ。」


須藤さんがそっと私の肩に手を置いた。


「‥あ、今のは俺“個人”の気持ちだから。マネージャーとしての意見じゃないからね。」


そう笑いながら須藤さんが言った。


私とケイの関係‥か。


これから変わっていくのかな‥。


そして、ケイの楽屋には特に忘れ物らしいものはなく‥。


あの場から逃がしてくれたケイの優しさが‥私は素直に嬉しかった。
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