HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥疲れたぁ!ってか、今日はハルの方が”お疲れさま“だな。」


マンションに戻ると、”アイドルの青木 慶太”から私の知っている顔に戻ったケイ。


ソファーに倒れ込むケイを見て笑っていると、ケイが”おいで“と手招きした。


「俺に気を使わなくていいから。ハルもこうしたいでしょ?」


いくら“幼なじみ”でも、男の子の前でどうかと思ったけど‥。


想像以上に疲れていた私は、ケイの向かい側のソファーにドサッと倒れた。


「‥気持ちいい。」


「だろ?」


私がそう呟くと、ケイが笑いながら言った。


‥こうしていると落ち着くな‥。


考えてみたら、ケイに”相原“なんて呼ばれたこともなかったし。


ケイと一緒に仕事するなんて‥やっぱり不安の方が大きい。
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